子育てで悩むお母さん。
仕事のことで悩むお父さん。
いつもほんとにお疲れさまです。
親の頭の中がどんなに忙しくても、子どもから届くオーダーは待ったなしですよね。容赦なく聞こえてくる、子どものわがままな声に、時に悲しくなることもあるはず。
心の中の「勘弁してよ」の声、僕にはちゃんと聞こえています。
そんな皆さんへちょっと質問ですが、子どもから届くオーダーの中で、子ども自身でできること、やるべきことはどれくらいあるか考えたことありますか?
朝は自分で起きる、自分で準備する、脱いだものをカゴに入れる。ちょっと数えるだけでも、けっこうありそうです。
少しイメージしてみてください。これらのことを子どもがせっせと自分でやる姿。
ちょっと嬉しくなると思います。
「やりなさい」の効果
僕の経験です。
子どもにどれだけ「やりなさい」と求めても、子どもは一時的にやりますが、結局おなじことを繰り返し言いつづける日々を過ごしました。
つまり、子どもは言われなければ、自分のスイッチを押せない状態になっていたということです。そのことに気付くのに、時間がかかったのは、言うまでもありません…
自分でやってほしくて、こちらが丁寧に説明するほど、がっつり拒否反応を示された時期もありました。
自分でやる意味を知る
自分でやらないとどうなるのか、なぜ自分でやる必要があるのか。これを言葉で理解させることは、至難の技です。
でも、少し時間はかかりますが、自分でやらなかった時の結果を、子どもに繰り返し体感させれば、自分でやることの意味を知るようになります。
褒めるのは結果だけじゃないです
子どもが自分でやれることは限られています。そして、自分でやれたとしても、得られる結果は真逆のことも多いはずです。そして、それにがっかりする親も少なくはないでしょう。
結果だけを評価することは、言ってみれば誰にでもできます。
子どもがやったことに対し、結果だけを見て評価を続けると、失敗に対するネガティブな思考、または恐怖感といったものが育つこともあります。
やるべきことに対して、前向きな姿勢を習慣にするためには、子どもが「やろうとしたこと」にも、もっと目を向けるべきだと考えています。
年齢は関係なし
はじめのうちは可愛く感じる子どものオーダー。親がそのオーダー全てに応えているようでは、子どもはなにもしなくなります。自分でできるようになるために、ちょっと言葉を工夫することで、子どもは自分ごととして理解できるようになります。
自分でやるべきことを、自分でやれる人になる。
そんな素敵な人に成長してほしいと願ってます。