好きなことを一生懸命やればいい

コラム

9歳のときサッカーに出会いました。

それから40年間サッカーを続けています。その理由は、サッカーが好きだから。ただそれだけ。

自分の「好き」は宝物

40年前、サッカーを始めたころ、小学校でサッカーをやってたのは、たった一人。

サッカーゴールもなくて、いっしょにサッカーをする友だちは誰もいません。

放課の時間、校庭でボールを蹴っている姿をバカにする子はいても、一緒にサッカーをしてくれる友だちはいませんでした。

母親が帰ってくるまで、学校の駐車場の壁に向かって、ボールを蹴りつづける毎日。何千回も、何万回も壁に向かって、同じことをつづけることが、とにかく楽しかった。

少し心配したのか、バカにしていた野球少年たちも、「いっしょに野球やろ」と声をかけてくれるようになりました。

放課後がサッカー広場に

一人増え、二人増え、6年生になる頃、校庭はサッカーを楽しむ子どもたちで溢れるほどに。

きっかけは、担任の先生が、一人で黙々とサッカーの練習をする姿を、クラスのみんなの前で褒めてくれたこと。

それまで野球少年だった友だちもサッカーを始め、放課後の校庭はサッカー広場に。

クラス対抗サッカー大会を、子どもたちで企画して楽しんでいると、やがて先生も加わり、サッカーを楽しむ輪が大きく広がりました。

一生懸命を褒めてあげてください

「よくがんばった」。6年生の時のクラス担任の言葉です。なんとなく分かるような、分からないような褒め言葉。なぜだか、すごくうれしかったです。今でもはっきりその場面を思い出せるくらい。

子どもが一生懸命がんばってる姿を褒めてあげてください。

上手いとか、下手だとかはどうでもいいんです。周りと比較しなくても大丈夫なんです。少し不器用な我が子の姿を楽しめるくらいがちょうどいいです。

子どもはいつ変化しはじめ、飛躍するか誰にもわかりません。今は周りと少し差があっても、一生懸命がんばる姿があれば、いつか実ると信じてあげてください。

TOP
CLOSE