なにもかも忘れて、あそびに出かけてみよう。
大人のアドバイスも、計画表がなくても大丈夫。子どもには、自分で決断できるチカラがあります。なんにもできないからじゃなく、なんでもやらせてあげてください。
子どものはちゃめちゃな行動の裏側には、すごいアイデアが隠れていることがあります。
せまい世界に、子どもを閉じ込めてはいけません。他人と比較する必要もありません。
9歳の子どもでも自分でできることが、たくさんあるはずです。なんでもいいです、小さなことでいいから、自分で決断する習慣を身につけることがとても大切です。
大自然編
ノープランの川あそび。到着した瞬間から靴を脱ぎすて川に入る子どもたち。自分たちでグルーピングもしました。魚が捕まえられない下級生に、とった魚を持たせてあげてました。
ハイキングには十分注意しながら、安全な道をたどり、みんなで頂上まで。小さな子に、手を差し出す上級生の姿はカッコ良かったです。
生活編
あーだ、こーだと議論しながら食材選び。食卓の準備も片付けも、すべて自分たちで。正直、大人が口を出せる雰囲気は、どこにも見当たりません。
大人はいっさいアドバイスを送ることはありませんでした。朝食の時間も、片付けの指示もしていません。でも、上級生が自ら動き、下級生たちがなにをすべきか、感じとっていました。
やればできる。やれないと思い込んでいるのは、私たち大人です。子どもの成長にブレーキをかけないためにも、我慢して見守ることも必要です。
小旅行編
旅の途中で無くしたものも、後悔したこともたくさんありました。自分のことだから、自分で責任をもって行動することは大切だよと伝えました。
わからなければ、誰かに聞く。できないことがあれば、誰かに助けてもらう。そして、困っている人がいたら、見て見ぬふりをしないこと。
人と人のつながりが、薄くなっている時代だからこそ、人の痛みを感じ、手を差し伸べる勇気ある子に育ってほしいと願っています。
夏あそび学校、合計移動距離は500キロ。とても楽しい旅でした。